経験者向けのIT転職サイトと言えば、よく名前があがるのが「レバテックキャリア」。ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(※1)としても評判ですが、実際のところどうなのか現役エンジニアで転職経験のある筆者が解説していきます。
(※1)日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査概要:2021年1月期_サービスの比較印象調査)
目次
レバテックキャリアの評判
まずはざっくりとした所感ですが、周りでレバテックキャリアを使って転職した人の話を聞いたり、筆者自身が転職する際にSNSで評判を調べたりしたことがあるのですが、おおむね悪いウワサは聞かないです。また、筆者自身もレバテックさんの関連サービスを利用したことがあるのですが、親切・丁寧・的確なサポートを受けることができてとても良い印象でした。
求人数が多いこと、アドバイザーの方が専門知識に詳しくミスマッチが少ないこと、IT分野のみ・経験者のみにターゲットを絞っていること、一人ひとりにきめ細やかな対応を行っていることで、より的確な転職先の紹介が実現できているように思います。
なので転職する際には ぜひおすすめしたいサービスのひとつですが、とくにこのサービスとマッチする方と、別のサービスを使ったほうが良いという方がいるので、以下からサービスの特徴を紹介していきます。
レバテックキャリアを利用するメリット
ハイクラスな求人が多い
保有求人7000件以上のうち、8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人です。
適性に応じて、アプリ、Web、インフラ、AI・機械学習エンジニア、データサイエンティスト、プロジェクトマネージャー、コンサルタントといった幅広い職種の紹介が受けられ、年収アップ率は77%(※2)という実績があります。
(※2)2019年6月~2020年5月で転職が決定した方(未経験分野への転職を除く)
アドバイザーの専門性が高い
エンジニア特化したサービスを15年以上提供し続けている会社なので、技術と市場の知識が豊富なアドバイザーが担当してくれます。
希望条件をヒアリングしたうえで、ベストなキャリアの選択肢を提案してもらうことができます。
求人先の会社に対する知識が豊富
年間で3,000回以上の企業ヒアリングを行なっており、現場社員の声や最新の企業情報を常に把握しています。仕事内容の紹介だけでなく、社風や雰囲気、今後の業界における成長、入社後のキャリアパスといった情報も得られます。
各企業の詳細な需要が把握できていることで、ミスマッチを最小限にし、より自分のスキルを生かした仕事に繋がる提案が受けられるようになっています。
内定率が上がる
選考基準は企業・職種によって異なります。人気の企業は毎月のように数多くの選考を進めているところも多いでしょう。書類選考もある程度 足切りしてしまうことも考えられます。
本当は選考に受かるくらいのスキルを持っているにもかかわらず、自分流で転職活動を進めていることで、思わぬところで選考基準から外れてしまっている可能性もあります。レバテックキャリアでは、応募先の求人に合わせて履歴書・職務経歴書の添削、面接対策を行うことで、内定率を上げることができます。
サポートが手厚い
面接の日程調整だけでなく、応募する求人に合わせて履歴書・職務経歴書の添削や、企業ごとの面接対策、年収の交渉から入社日の調整、就労後のフォローなど、手厚いサポートが受けられます。困ったときにはいつでもLINEで相談することができます。
レバテックキャリアを利用するデメリット
エンジニア未経験者への求人紹介が難しい
取り扱っている求人がエンジニア経験者向けのハイクラスなものがメインなので、未経験者向きのサービスではありません。
紹介できるエリアが限られている
IT企業が集中している以下のエリアでのみサービスが展開されています。
- 関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)
- 関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)
- 九州(福岡)
レバテックキャリアがとくにオススメな人
レバテックキャリアのメリット・デメリットをふまえたうえで、以下のような方がとくに他の転職サイトよりも、レバテックキャリアを使ったほうが良いと考えられます。
- エンジニア経験があって、これから転職の準備を始める人
- これまでエンジニアをやってきたけど、今の会社のままでいいのかキャリアを迷っている人
- 年収アップを狙いたい、キャリアアップしたい人
- 自分に合った職場を探したい人
- 企業の詳細情報を聞いて次の転職先を判断したい人
- 1人よりも、丁寧な第三者のサポートを受けながら転職活動を進めたい人
レバテックキャリアを利用するときの注意点
自分の経験や求めるものを明確にしておく
面接では自分をより良く見せるために 多少 話を盛ったりしたくなるところですが、自分の経験や求めるものを素直に伝えましょう。キャリアアドバイザーは面接官ではなく、親身になって今後のキャリアを一緒に考えてくれる味方です。目標は適性を正しく見極めて 的確な企業を紹介することなので、最初に齟齬があると のちのち本当に働きたかった転職先を逃してしまう可能性があります。
また、人それぞれ様々な事情があるかと思います。これは言ってはいけないんじゃないかと考えるよりも、自分が働くうえで求めるものをしっかり伝えておくことが、マッチする会社に出会いやすくなるポイントだと思います。
自分の思ったとおりの紹介が受けられない可能性もある
質の良い求人をたくさん保有しているといっても、例えば経験の浅いエンジニアに高度な技術を要するポジションを任せるというのは現実的ではありません。
応募先の企業のニーズが自分の経験とマッチしている必要がありますし、時期によって求人が多い・少ないといったタイミングがあります。また、自身の経験・スキルによっても紹介する求人の質は変わります。本当にその人に合った求人を紹介しているからこそ、場合によっては自分の考えていたとおりの求人が紹介されないことも想定されます。
ただ、逆に言えば自分では気づかなかったキャリアやアピールポイント、転職活動の進め方などの新しい発見が見つかるチャンスになります。自身のキャリアを客観的に見直すための良い機会にもなるかと思います。
利用の流れ
サービスを利用するときの流れは以下のようになります。ひとまずWebから申し込みをして、カウンセリング日時が決まれば、あとは流れにのって進めていくことができます。
- Webで申し込み
- カウンセリング
- 求人紹介
- 応募・面接
- 内定・入社
まとめ
これまでの内容を見ても分かるとおり、レバテックキャリアでは、日々 企業へのヒアリングを行ったり、アドバイザーの方がエンジニア市場の動向を頭の中にインプットしていたり、ポートフォリオの添削、面接対策、日程調整などを行なってくれたりと、かなり汗をかいてサービスの質を維持しているというのが伝わってきます。
このサービスを利用するにはエンジニアの経験・スキルが必要というハードルがありますが、逆に言えばエンジニア経験者にとっては至れり尽くせりで かなりオススメのサービスと言えます。