プログラミングでよく出てくる言葉に「例外」があります。
ここでは「例外」や「例外処理」とは何か? という話を初心者向けにわかりやすく図解します。
例外とは? 例外の意味
「例外」は、プログラムの実行中に起きた予期しないエラーのことです。
例外が発生する例として、以下のような事例が挙げられます。
- 数値の入力しか対応していないプログラムなのに、ユーザーが入力した値が文字列だった。
- プログラム中に開こうとしたファイルが存在しなかった。
- プログラムの実行中に、ハードウェアの要因で突然 処理が中断した。
このような例外が起きたときは、プログラムの処理が中断されます。
例外処理とは? 例外処理の意味
「例外処理」は、例外が発生したときに行う処理のことです。
例外処理を用いる例として、以下のような事例が挙げられます。
- ユーザーから予期しない値が入力された場合は、エラーメッセージを返す。
- ファイルを開いている途中にエラーとなった場合は、ファイルを閉じる。
- エラーが起きた場合は、自分のメールアドレスにエラー発生通知メールを送信する。
このように例外処理は、エラーが発生したときの救済措置として、システムの回復、不具合の発見・調査のために使われることが多いです。
まとめ
以上、例外や例外処理とは何か? という解説でした!
ここまでの内容をまとめておきます。
- 「例外」は、プログラムの実行中に起きた予期しないエラーのこと。例外が起きたときは、プログラムの処理が中断される。
- 「例外処理」は、例外が発生したときに行う処理のこと。エラー発生時の救済措置として、システムの回復、不具合の発見や調査のために使われることが多い。