プログラミングでは「変数」というものを必ず使います。
ここでは変数とは何か? という話を初心者向けにわかりやすく図解します。
変数とは? 変数の意味
「変数」は文字や数値などの値を入れて置くための箱です。
箱に値を入れておくことで、一時的に値を保存し、その値をあとから必要な場所で使えるようになります。
また、それぞれの変数には整数や小数、文字などの「型」を決める必要があります。原則 最初に決めた型の値しか入れることができません。
具体的に言うと、整数型の変数に文字は入れられません。また、文字列型の変数に数値を入れることはできません。
変数の使い方
それでは実際に Ruby というプログラミング言語で変数を使ってみましょう。
以下は、「apple_price」という名前の変数に 100
という値を入れる例です。=
を使います。
apple_price = 100
今度は同様にして「apple_price」という名前の変数に 200
という値を入れてみます。
orange_price = 200
今度は上の2つの変数に格納した値を足して、「total_price」という名前の変数に代入します。数値同士は +
を使って計算することができます。
total_price = apple_price + orange_price
そうすると、「apple_price」の値である 100
と、「orange_price」の値である 200
が足し合わされて、300
の値が「total_price」に入ります。
ここまでで作ったプログラムをまとめると以下のようになります。一番最後に p
を使って「total_price」の値を表示するコードも追加しました。
apple_price = 100
orange_price = 200
total_price = apple_price + orange_price
p total_price
プログラムの実行結果
300
まとめ
以上、変数とは何か? という解説でした!
ここまでの内容をまとめておきます。
- 「変数」は文字や数値などの値を入れて置くための箱。
- 一時的に値を保存し、その値をあとから必要な場所で使える。
- それぞれの変数には整数や小数、文字などの「型」を決める必要がある。