【Ruby入門】break の使い方（繰り返し処理を終了させる）

break を使うと、繰り返し処理を終了させることができます。

以下から Rubyでの「break」の使い方を解説していきます。

break の基本

「break」を使うと、繰り返し処理を途中で終了させることができます。

繰り返し処理の中で

break

と記述するだけで使えます。

break と組み合わせて使える繰り返しの構文例

実際にプログラムを書いて動作を確認してみましょう。

以下は、「actions」の変数に入っている配列の要素を順番に表示し、"stop" が出るまで繰り返す例。

プログラム

actions = ["start", "start", "stop", "start"]

actions.each do |action|
  p action
  
  if action == "stop"
    break
  end
end

実行結果

"start"
"start"
"stop"

メモ

配列の使い方について詳しくはこちら。

each で配列の要素をひとつずつ取り出し、action == "stop" の条件に一致したら、break が実行されて繰り返し処理が終了します。

そのため、配列の最初の3つの要素である "start", "start", "stop" は表示されますが、最後の要素である "start" は表示されません。

以下は2重の繰り返し処理を、break を使って抜ける例。

プログラム

loop do
  p "外側のループスタート"
  loop do
    p "内側のループスタート"
    break
  end
  p "内側のループを抜けた"
  break
end

p "処理を終了"

実行結果

"外側のループスタート"
"内側のループスタート"
"内側のループを抜けた"
"処理を終了"

メモ

loop を使うと、永久に繰り返し処理を行うことができます。詳しくはこちら。

1つ目の break では内側のブロックのみを抜け、外側のブロックも抜けることはありません。そのため、p "内側のループを抜けた" というコードが実行されます。

そのあとに2つ目の break が実行され、外側のブロックを抜けることで、p "処理を終了" というコードが実行されます。

以上、Rubyでの「break」の使い方でした！

ここまでの内容をまとめておきます。

「break」を使うと、繰り返し処理を途中で終了させることができる。
break と組み合わせて使える繰り返しの構文には、each, while, until, for, times, upto, downto, loop がある。
多重の繰り返し処理のブロック内で break を使った場合は、そのブロックのみを抜ける。