カラムにデフォルト値を設定するには「DEFAULT」を使います。
ここでは MySQLコマンド「DEFAULT」の具体的な使い方を解説していきます。
「DEFAULT」の基本
「DEFAULT」は、テーブルの作成時にデフォルト値を設定したいカラム名の後ろにつけて使います。
CREATE TABLE テーブル名 (カラム名 データ型 DEFAULT デフォルト値);
CREATE TABLE 文の詳しい使い方はこちら。
カラムにデフォルト値を設定する
実際にMySQLサーバーに接続し、動作を確認してみましょう。
あらかじめ「shopping」データベースが作られている例で進めていきます。
データベースを作成し、選択するコマンド例
CREATE DATABASE shopping;
USE shopping;
それでは「items」テーブルを作成し、「price」カラムのデフォルト値を 100
にしてみましょう。コマンドは以下。
CREATE TABLE items (name VARCHAR(100), price INT DEFAULT 100);
次に作成したテーブルに、「price」カラムの値は設定せずにデータを追加してみます。
INSERT INTO items (name) VALUES ('牛乳');
INSERT INTO 文の詳しい使い方はこちら。
以下のコマンドで、追加したデータを確認してみます。
SELECT * FROM items;
SELECT 文の詳しい使い方はこちら。
値を設定しなかった「price」カラムには、デフォルト値である 100
が格納されていることが確認できます。
カラムに設定されているデフォルト値を確認する
今度はカラムに設定されているデフォルト値を確認してみましょう。
以下のコマンドで「items」テーブルの内容を確認できます。
DESC items;
DESC の詳しい使い方はこちら。
コマンドの実行結果は以下。「price」カラムにはデフォルト値として 100
が設定されていることが確認できました。
ここまでが「DEFAULT」の基本!
理解をさらに深めたい方は以下からの内容もご覧ください。
デフォルト値を変更する
すでに作成しているカラムのデフォルト値を変更したい場合は、以下のコマンドを使います。
ALTER TABLE テーブル名 ALTER COLUMN カラム名 SET DEFAULT デフォルト値;
「items」テーブルの「price」カラムのデフォルト値を 200 に変更するコマンド例
ALTER TABLE items ALTER COLUMN price SET DEFAULT 200;
デフォルト値を削除する
カラムのデフォルト値を削除したい場合は、以下のコマンドを使います。
ALTER TABLE テーブル名 ALTER カラム名 DROP DEFAULT;
「items」テーブルの「price」カラムのデフォルト値を削除するコマンド例
ALTER TABLE items ALTER price DROP DEFAULT;
まとめ
以上、MySQLコマンド「DEFAULT」の使い方でした!
ここまでの内容をまとめておきます。
- 「DEFAULT」でカラムにデフォルト値を設定することができる。
- カラムのデフォルト値は「DESC」を使って確認できる。